【はたけの野菜】のこだわり
 
 年間約50品目の野菜を栽培しています。
 合理化・単一化を追求せず、それぞれの野菜の旬に合わせて作付けします。

 鶏糞や米ぬか・雑草を肥料とし、藁やもみ殻を多用し、出荷に至らない野菜は鶏のえさとなります。

 私たちの一番の仕事は、「生命の溢れる土にすること」。
 「ほんものの野菜」を育てること。


 そのために、農薬や化学肥料は使いません。

 
 

◆少量多品目というスタイル◆

 
 
寺町畑では、たくさんの種類の野菜を、少しずつ栽培します。
 
 栽培効率が悪く、頭を使い、管理も煩雑、価格も下げにくい、合理性に欠けたスタイルです。

 しかし、様々な種類の野菜を育てるということは、土の疲弊を防ぎ、微生物や小動物など、生命力の溢れる環境を育てることにもなります。

 また、いくつかの野菜が不作でも「今年はしょーがない」と受け入れることができます。
 不作の野菜があれば、豊作の野菜があるものです。

 単純に、さまざまな味を楽しむことができるのも、大切なところ。

 


◆それぞれの旬に沿った作付け◆
 

 
いま、スーパーではほとんどの野菜が、旬を問わず手に入ります。
 
旬か、そうでないか、価格の違いも大きいですが、もっと違うのは「味」「栄養価」「環境への負荷」。

 味も栄養価も、旬のものは別物と言えます。

 また、例えば夏野菜を冬に食べようとすると、石油ストーブでハウス内を温めたり、照明で日照りを補ったり、遠くの暖かい地域で育ったものをわざわざ空輸したりと、環境への負荷はとても大きくなります。

 寺町畑では、太陽の下で栽培する「露地栽培」を基本としていますので、それぞれの旬にしか栽培していません。※1


 「旬を待ちわび、旬を楽しむ。」

 実はそんな大変なことではなく、とてもシンプルで、豊かな選択だと考えています。
 
※1 育苗のためや、旬にあまり関係のない菜っ葉などにはビニールハウスを使っています。
 
 
 
◆農薬は使わない◆
 

 
「農薬」と一口に言っても、その内容は「除草剤」「殺虫剤」「殺菌剤」「植物成長促進剤」などなど、多くの種類があります。

 面積当たりの農薬使用量が世界一の日本、小さな島国で多くの人口の「食」を支えるため発展してきた農薬、仕方のないことかもしれません。

 生産者は職人気質で、消費者は神経質、まるで食品サンプルのようにキレイな野菜が当たり前になっています。

 ただし、農薬が人体や環境に与えるマイナスの部分もどんどん明らかになっています。


 「生命溢れる土で、ほんものの野菜を育てる」やり方にとって、大切な微生物や菌・動植物を殺してしまう農薬は、寺町畑ではもちろん使えません。
 
 


◆有機物を肥やしとする◆

 
「化学肥料」というのは、人間でいうサプリメントのようなものだと考えています。

 薬に頼り、同じ土で、同じ野菜を、休まず育て続け、疲弊して足りなくなった要素を簡単に補うことができます。


 しかし、「土」は生きもの。

 動物たちや植物・微生物や石などが互いに影響し合い、途方もない時間をかけて、命を育んできた姿こそが「土」。

 私たちの一番の仕事は、できるだけ「生命の溢れる土にすること」です。 

 そのために、肥料にはニワトリ小屋の「鶏糞」や精米の際の「米ぬか」などの有機物を使い、化学肥料は使いません。

 

 
◆いい野菜はニンゲン、残りはニワトリと微生物に◆
 

 
いわゆる「無農薬の野菜」というのは、虫食いがひどかったり、サイズがあまりにもバラバラだったりと、使いにくい印象があるかと思います。

 それが本来の野菜の姿ではありますが、子どものころから無農薬野菜で育った私でも、台所で野菜に幼虫が入っていたりするとギョッとします(百姓としては、お恥ずかしい限りです)。

 無農薬で栽培すると、虫食いや病気などで出荷に至らない割合がとても多く、「キレイな野菜」のみを出荷していては、とても生業になりません。


 寺町畑では、多めに作付けし、出荷できないと判断した場合はニワトリのとても大切なえさになりますので、ムダにはなりません。

 畑の大切な肥料にもなります。

 そのため、スーパーのものほどではありませんが、出荷するものは、虫食いも少なく、見た目にも気を使うことができます。
 
 


 ◆朝採り出荷・完熟収穫◆
 

 
出荷する野菜は、出荷する日の朝に収穫します。※2

 野菜にもよりますが、多くの野菜は「鮮度が命」。採れたての味やにおい・食感を味わっていただきたいのです。

 また、すべての野菜は完熟してから収穫します。トマトなんかは「青いうちに収穫して、スーパーに並ぶ頃に色づくようにしている」という話が有名ですが、やはり味も栄養も違います。


 朝採り出荷・完熟収穫は、直送だからできることです。
 
※2 天候の影響で当日収穫が難しいと判断した場合は、前日に収穫する場合があります。また、イモ類や玉葱など、貯蔵に強い野菜はこの限りではありません。
 
 

 
◆洗浄・包装は最低限です◆
 

 
虫がいるかもしれない野菜や、鮮度を守るためにサッと水にくぐらせるものはありますが、基本的に洗浄はほとんど行いません。

 表面に農薬がついているわけではありませんし、野菜によっては土つきののままの方が、鮮度が長持ちします。

 人参や大根など、葉も美味しいものはできるだけ葉つきの状態で出荷いたします。


 また、無駄な資材は使いたくないため、包装は最低限です。どうかご理解ください。

 


◆「50℃洗い」のススメ◆
 
 
 多くの野菜は、50℃のお湯にくぐらせることで、鮮度がかなり蘇ります。

 特に「葉物」は効果抜群。

 また、冷蔵庫に入れる前に一度くぐらせておくと、鮮度が長持ちします。

 配送時の温度変化や衝撃などのダメージで野菜が弱っている場合は、ぜひお試しください。


 
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